Waveshare 4inch HDMI LCDをRaspberry Pi 4に接続してRetroPieで使用できるようにするのが思いのほか面倒だったのでメモを残しておきます。
4inch HDMI LCD で RetroPie
簡単に接続できるだろうと思いHDMIタイプの4inch HDMI LCDを購入してみたのですが、Raspberry Pi 4で使用するには少し苦労しました。
※今回はタッチハネルの機能は使用せずHDMI接続のみで使用しています。
4inch HDMI LCD (裏面) |
・Wiki
・LCD wiki
Windows10 HDMI接続 |
Windows10のPCではHDMI接続するだけで使用することが出来ました。
上手くいかなかった方法
上手くいかなかった方法も書いておきます。
ここは読み飛ばしてもらっていいです。
まずは公式のRaspberry Pi 4での使用方法を試してみました。
タッチパネルは使用しませんが、タッチドライバをインストールしてみます。
EmulationStationの起動失敗 |
この方法はEmulationStationが起動せずエラーが出てコマンドで止まります。
次に一応下記RetroPie用の方法でも試してみましたが、そもそもPi4用は用意されていないのでやはり上手くいきませんでしたがそのうちにでもPi4用も出来るかもしれませんのでリンクしておきます。
なんとか動いた方法
システムの変更
ここまで読み飛ばしてもらっていいと思います。
正しい方法ではないかもしれませんのが取り敢えず表示はできた方法を記載します。
タッチパネルは使用しませんのでタッチドライバはインストールしません。
PCでSDカード上のconfig.txtに追記します。
config.txt
[pi4]
dtoverlay=vc4-fkms-v3d
max_framebuffers=2
dtparam=audio=on
hdmi_group=2
hdmi_mode=1
hdmi_mode=87
hdmi_timings=480 0 40 10 80 800 0 13 3 32 0 0 0 60 0 32000000 3
#display_rotate=3
hdmi_drive=1
hdmi_force_hotplug=1
公式では”dtoverlay=vc4-fkms-v3d”をコメントアウトすることになっているが
結局”dtoverlay=vc4-fkms-v3d”を入れないとEmulationStationの起動ができなかった。
config.txt 変更 |
これで4inch HDMI LCDに表示することが出来ます…がこのLCDは基本は縦での使用が基本ですので画面が縦に表示されます。
この表示でも問題なければこのままでもいいと思いますが、これを横画面に変更してみます。
ちなみにconfig.txtに”display_rotate=3”を追記しても”dtoverlay=vc4-fkms-v3d”を使用していると設定は反映されません。
PCでSDカード上のcmdline.txtに追記します。
cmdline.txt
video=HDMI-A-1:480x800M@60,rotate=90
このパラメータを追記するとコマンド画面も横画面になると思います。
EmulationStationの変更
直接書き換えてもいいのですが、起動している状態でネットワーク上の他PCで書き換えるが簡単です。
configs/all/autostart.sh
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