2020年1月13日月曜日

OPLでネットワークからゲームを起動

Open PS2 Loader(以下OPL)からの続き。
今回はホームネットワーク上のNASからPS2のゲームの起動を試してみる。

[前回記事]
PS2にOpen PS2 Loader
HDL Dump Helper GUI




Open PS2 Loaderを使用してネットワークからゲームを起動


前回HDL Dump Helper GUIからPS2のHDDに取り込んだゲームを起動は出来たのだが如何せん使い勝手が余り良くない。
HDL Dump Helper GUIからのゲームの取り込みは、結構時間が掛かるので思ったより使わないような気がしてきた。
そこで今回はホームネットワーク上のNASにPS2のゲームを取り込みそれを起動してみることにした。


[関連記事]



ReadyNAS316に共有フォルダを作成
ReadyNAS316に共有フォルダを作成

まずはNAS(ReadyNAS316)に共有フォルダを作成する。
ついでにホスト名も控えておく。(今回は"READYNAS316")




OPL Manager起動時の設定
OPL Manager起動時の設定


実はPS2側(OPL)やNAS側の設定は特に調べること無くわかったが、NAS内のデータについての情報が良く解らなかった。
ゲームディスクからISOの作成方法や配置方法なんかが古い情報しか無くちょっとつまずいたが、ゲームのバッケージ写真を取り込んだOPL Managerが使用できた。
OPL Managerはバッケージ写真を取り込むツールだとばかり思っていたがOPL全般に使える優秀なツールだった。(ここで余りよく調べずにやっていたことが仇になる)

HDD内のゲームと被らないようにPS2のHDDで使用したOPL Managerとは別にフォルダごと新規でOPL Managerを用意してこれをNAS専用とすることにした。
OPL Managerの起動時に"Mode:"をNormal(iso+ul.cfg)を選択して"Path:"でNASの共有フォルダを指定するとNAS上に必要なフォルダが自動作成されるはずだ。




タイトルが32文字を超えているとエラーになる
タイトルが32文字を超えているとエラーになる


実はこの時点まで"Settings"-"Change Language"で日本語になることを知らなかった。
だからこれ以降の写真は日本語になっている(笑)

"ツール"-"ディスク/ISOに変換"を選択するとPCからゲームディスクの変換が出来る。
但しネットワーク上のNASに直接ISOは作成できないようで、一度PCのローカルフォルダに作成してNASに移動しなくてはいけないようだ。
出来たISOは元のディスク形態にあわせNAS上のDVDCDのフォルダに移動する。

このときゲームのタイトルが32文字を超えているとエラーになるので、ファイル名を短くしてやる必要がある。




NAS上に作成されたファイル
NAS上に作成されたファイル

問題が無くなればパーケージ写真もダウンロードしておくとよい。
NAS上の"ART"フォルダにダウンロードされるのでPS2のHDD時よりも簡単かも。





OPLのSettings画面
OPLのSettings画面

PS2のOPLを起動してメニューよりSettingsを選択。
"ETH device start mode"の設定を変更。

[2020.1.18追記]
"ETH device start mode"の設定はAutoよりManualのほうがいいかも。
NAS(SMB)が立ち上がってないと一々エラーが出て鬱陶しいため。




OPLのNetwork config画面
OPLのNetwork config画面

OPLのメニューよりNetwork configを選択。
-SMB Server-の項目を変更する。

-SMB Server-
Address type :NetBIOS
Address:READYNAS316 (NASのホスト名、大文字でスペース不可)
Port:445
Share:PS2SMB (NASに作成したフォルダ名、大文字で)
User:GUEST (大文字で)
Password :(設定により任意で)
 ※ホスト名で接続できなければ、NASにIPアドレスを割り振って"Address"に登録。


ここまで設定ができたらOPLのメニューから"Save changes"を実行(←必須)





OPLからNAS上のゲームが起動できるように
OPLからNAS上のゲームが起動できるように


OPLから"ETH Game"を選択するとゲームとパッケージ写真がでてくるようになった。
但しPS2のHDDに比べると起動は遅いようだが、十分実用的かな。
あとVMCもNAS上のVMCフォルダ内に作られるようだ。

実際試したわけではないが、PS2が複数台で複数箇所ある場合HDDにFHDBを作成するのでは無くメモリカードにFMDBを作成してネットワーク上からのゲーム起動にしたほうが使い勝手はよかったかもと考えている。(今更だが)
薄型のPS2は持っていなかったので余り考えていなかったが、この方法ならメモリカードを1枚のみにしておけば同時起動は出来ないので問題ないのかな?

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