2022年2月6日日曜日

1/24 アストロシティ筐体に液晶を組み込む

1/24アストロシティ筐体にRaspberry Pi用の液晶(とスピーカー)を組み込んでみます。


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1/24 アストロシティ筐体に液晶を組み込む




アストロシティ シリーズ
アストロシティ シリーズ



1/24はどの位のサイズか解りにくいと思いますので、他のアストロシティ模型と並べてみました。

左から
1/6 アストロシティミニ (セガトイズ)
1/12 アストロシティ筐体 プラモデル (Wave)
1/24 NEW ASTRO CITY (SEGA)

とかなり小さい模型となります。

そう言えばアストロシティミニは箱から出すのは初めてでした(笑)
むしろアストロシティミニのジャンク品が安く手に入るのなら、改造して遊びたいな。





ぼくのゲームセンター
ぼくのゲームセンター


変更前の1/24アストロシティ
改造前の1/24アストロシティ


そもそも1/24アストロシティは何かと言うと2005年頃にアミューズメント専用景品として登場して市販はされていませんでした。(要はクレーンゲーム等の景品)

結構昔のもので大型筐体のシリーズにはプレミアが付いており高額になっていますが、アストロシティはまだそれほどのプレミアはついていないと思います。
SEGAゲームハード ぼくのゲームセンター と言うシリーズになります。


実は別の用途での使用を考えていたのですが、1.3インチのLCDがちょうどいい感じに嵌りそうでしたので予定を変更してこちらの制作としました。
ちなみに別の用途はコレ↓ (写真あります)





1/24アストロシティを分解
1/24アストロシティを分解


分解してみます。
元々プライズ商品なので造りは簡素です。
筐体ははめ込みの部分に接着剤で止めているようで、一度分解したらはめ込みの部分は使えなくなると思います。




1.3インチ LCD とスピーカーの固定
1.3インチ LCD と スピーカーの固定


表示部は1.3インチ LCDを使用します。
1.3インチLCDはLCD部と基板部を剥がして固定すると収まりがいいようです。
また基板部の一部はカットして使用しました。
スピーカーは前面下の空いている場所に固定することにしました。




MAX98357 アンプモジュールを固定
MAX98357 アンプモジュールを固定



スピーカー用のMAX98357 アンプモジュールを筐体後面部に固定する。
以前もMAX98357 アンプモジュールは使用したことがあるのですが、今回はRaspberry Pi4にあわせて少しだけ変更しました。

[参考リンク]






1.3インチ LCD 上部
1.3インチ LCD 上部


1.3インチ LCDの基板部は飛び出さないくらいにカットしました。





液晶とスピーカー用の配線
液晶とスピーカー用の配線


配線は筐体背面に穴を開けて通します。
筐体が小さいので配線がすごく太く見えますね。
外部コネクタはLCD用とアンプ用の2系統。





GPIO変換コネクタ
GPIO変換コネクタ



GPIOからLCDやスピーカーのテストが行えるように変換コネクタを作成。
これがあればPi ZERO,3,4 で簡単に接続できて便利になりました。





左:設定前     右:設定後
左:設定前      右:設定後



1.3インチLCDとの接続はfbcp-ili9341方式としました。

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アストロシティ筐体の表示部の大きさにあわせてオーバースキャンの設定を行います。
ブラウン管使いの人にはお馴染みですが、オーバースキャンの設定のことでネット検索するとまずオーバースキャンを無くす設定のことばかりでオーバースキャンを作ることには余り触れられることがないようです。

fbcp-ili9341の設定でもオーバースキャンは設定はできますが、簡単に済ますためにconfig.txtの設定で変更します。



/boot/config.txtに追記
sudo vi /boot/config.txt hdmi_group=2 hdmi_mode=87 hdmi_cvt=640 480 60 1 0 0 0 hdmi_force_hotplug=1 overscan_left=16 overscan_right=16 overscan_top=0 overscan_bottom=28


ちなみにオーバースキャンの数値は目視であわせており、若干アスペクト比はおかしいかもしれませんが見た目重視で設定しました。


実は以前までのfbcp方式も試したことがある(4.5.1 Pi3)のですが、システムの設定とRetroArchの設定が独立しており、システムでオーバースキャンの設定を行ってもEmulationStation等には反映されなくRetroArch側の設定が必要となるので注意。
(RetroArchに依存していないAppは別のようです ※例:advmame)





Raspberry Pi 4と接続
Raspberry Pi 4と接続



Raspberry Pi 4と接続。
必要な設定は事前に済ませてあったので特に問題なく起動。

今回は筐体LCD専用設定ではなく外部HDMIディスプレイと共存する設定としました。
これはKodi(メディアプレイヤー)を使用する際に、筐体LCDだとメニュー画面がまったく認識できないための苦肉の策です。
もちろん外部HDMI無しでも使用はできます。





FIGHTING VIPERS 2(DC版)
FIGHTING VIPERS 2(DC版)


ドリームキャスト版のファイティングバイパーズ2を起動。
筐体のインストはバイパーズ1なのだが、まぁ雰囲気と言うことで。
むしろバイパーズ1を動かすほうが難しいのですが。







動画も撮ってみました。
音がすごく小さい…


今回の筐体作成の反省点は
・配線を減らすためにGNDを内部結線としてしまったこと。
 これは余りにも音が小さいため外部にスピーカーをつけようとしても面倒になったこと。
・筐体に穴を開けずにスピーカーを取り付けたこと。
 音が小さすぎて余り聞こえなくなった。
 筐体を接着剤で固定したので分解が面倒でそのままに(笑)
・引き出す配線に熱収縮チューブを使用したこと。
 配線が固くなり余り曲がらなくなったしまった。






小ネタ




アーケードゲーマーふぶき
アーケードゲーマーふぶき



アーケードゲーマーふぶき
アーケードゲーマーふぶき(Kodiで再生)



ニューアストロシティ+ファイティングバイパーズ2と言う組み合わせは、アーケードゲーマーふぶきの第3話に登場しています。
最後はもちろんスーパーK.O



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