2023年12月3日日曜日

9.7inch 2048X1536 Monitor (その5)

前回購入した9.7inch 2048X1536モニター基板のファームウェアを書き換えてみました。

[前回記事]


Laser Bear Firmware



奥側:RTD2556T液晶コントローラー
奥側:RTD2556T液晶コントローラー

前回購入した液晶コントローラーファームウェアを書き換えてみます。
このファームウェアは一部のRTD2556Tコントローラー基板専用のようなので注意が必要となるようです。
恐らくVGAコネクタの基板は動作不可だと思います。


新しいファームウェアで追加される機能は以下になります。
・アスペクト比コントロール (16:9 4:3 5:4 1:1) 
・可変リフレッシュ レート (40 ~ 63Hz をサポート) 
・LCDのカラーモードを微調整できる隠しメニュー
・Freesync
・Laser Bear Industries Boot Logo




RTD専用プログラミングツール
RTD専用プログラミングツール


ファームウェアの書き換えには専用のプログラミングツールが必要となります。


こちらのサイトから書き換えツールとファームウェアをダウンロードします。


動画によるガイドもあります。


動画やツール内の説明を参照すれば問題なくファームウェアの書き換えは出来ますが、忘備録として残しておきます。



RTDTool(1)
RTDTool(1)


初回のみドライバーのインストールが必要となります。

RTD専用プログラミングツールのUSB側をWindowsPC(今回はWin11を使用)をHDMI側は液晶コントローラーのHDMIと接続します。
RTDToolを起動して
①[Communication Opton]
②[install]
で必要なドライバーがインストールされます。
Device Listを確認してUSBがPCと繋がれば、下部のUSBが緑になります。





RTDTool(2)
RTDTool(2)


Flashの項目に移動してオリジナルのファームウェアを保存しておきます。
①Total Bankは”8”に
②[Read Total]で現在のファームウェアを読み取り
③[Save Total]で現在のファームウェアを保存
④[Compare]で保存したファームウェアを確認




RTDTool(3)
RTDTool(3)


ISPの項目に移動してファームウェアの書き換えを行います。
①Bank0にチェック
②[...]で新しいファームウェアを指定
③[Flash]で新しいファームウェアに書き換え

上手くいけば液晶画面は再起動して”Laser Bear Industries”のロゴがでます。





OSDの表示
OSDの表示


OSDにアスペクト比コントロールの項目が出るようになりました。

あとこのファームウェアの書き換えはファームウェア制作元でもアップグレードしてもらえるようです。



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