1/24 アストロシティ筐体に液晶を組み込む(縦画面)
(横)画面 と (縦)画面 |
1/24アストロシティの「ぼくのゲームセンター」に液晶を組み込んでみるの2回目となります。
今回は元が縦画面のゲイングランドの筐体をベースにしました。
恐らくですが1/24アストロシティは1/12アストロシティ(プラモデル)と違い、初期の縦横は変更することが出来ないと思いますので制作時にはどちらの画面タイプを作成したいかにより筐体を選択することになると思います。
画面の大きさはほぼゲームギアミクロと同じと思ってもらって良いでしょう。
[横画面の作成]
1.3インチ LCDの固定 |
使用する液晶は前回と同じ1.3インチ LCDとなります。
240x240の液晶パネルですのでどの向きに取り付けても縦横の表示は出来ます。
しかし前回作成した横画面の取り付け方法だと液晶パネルのフラットケーブルを上にして取り付けていたため、今回の画面では表示位置が上手く取れなくなりそうでしたので液晶パネルは上下逆に取り付けました。(結局は余裕を取りすぎて上のオーバースキャンを増やしましたが)
MAX98357 と スピーカーの固定 |
スピーカー用のMAX98357 アンプモジュールも前回の横画面と同じものです。
ただしスピーカーの取り付けは、前回の失敗に習い底面に取り付けることにしました。
筐体の分離 |
配線関係も前回から一本増やしスピーカーに汎用性を持たせることにしました。
(外部スピーカーも使用できるようにした)
ただ前回作成したGPIO変換コネクタは新たに作成する羽目になりましたが。
アストロシティ筐体底面 |
筐体底面にはスピーカー用の穴を開けました。
音量はかなり出るようになりましたのでソフトウェアでも音量調整は出来るのですが、簡易的に調整するためテープを貼ったりしています。
1.3インチLCDとの接続はfbcp-ili9341方式としました。
[関連記事]
アストロシティ筐体の表示部の大きさにあわせてオーバースキャンの設定を行います。
今回は縦画面専用の設定を行いますが基本的には横のままとしています。
少し手抜きですがコマンド画面等は横のままとします。
fbcp-ili9341の設定でもオーバースキャンは設定はできますが、簡単に済ますためにconfig.txtの設定で変更します。
/boot/config.txtに追記
sudo vi /boot/config.txt
hdmi_group=2
hdmi_mode=87
#hdmi_cvt=320 240 60 1 0 0 0
hdmi_cvt=1024 768 60 1 0 0 0
hdmi_force_hotplug=1
overscan_left=0
overscan_right=48
overscan_top=16
overscan_bottom=16
オーバースキャンの数値は目視であわせており、若干アスペクト比はおかしいかもしれませんが見た目重視で設定しています。
/boot/cmdline.txtに追記
video=HDMI-A-1:1024x768M@60,rotate=270
configs/all/autostart.sh
emulationstation --screenrotate 1 --screensize 768 1024 #auto
configs/all/retroarch.cfg
aspect_ratio_index = 21
video_allow_rotate=yes
video_rotation = "3"
これでEmulationStation画面も縦向きになったと思います。
(一部必要の無い設定もあるかもしれません)
[参考記事]
横画面表示 |
このままエミュレーターを動かすと縦画面のモニターに横画面で表示されたようになります。
横画面のゲームはこれでもよいのですが縦画面のゲームは縦画面で表示できるようにします。
縦画面のゲームは基本的にはアーケードゲームだけですので、設定がしやすいadvmameをインストールしました。
configs/mame-advmame/advmame.rc
display_aspect auto
display_expand 1
display_rol no
display_ror yes
これでEmulationStation画面も縦向きになったと思います。
(一部必要の無い設定もあるかもしれません)
縦画面表示 |
前回に比べて音量は格段に大きくなりました。
横画面も少し作り直したいところですが前回のを分解する元気がなく、もう手持ちの筐体(ぼくのゲームセンター)が無いのでまた入手できた時にでも考えようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿