2022年11月19日土曜日

Raspberry Pi Pico(GP2040-CE)でアケコン作成 [後編]

Raspberry Pi Picoを使用して格安でアケコンを作成してみました。
[後編]では使い勝手がよくなるオプションを取り付けてみます。


[前回記事]

GP2040-CEアケコンにOLEDを取り付け

[注意]
GP2040-CEの更新が早いため、ここに書かれている情報は古い可能性があります。



ナムコジョイスティック 改造後
ナムコジョイスティック 改造後


Raspberry Pi Pico(GP2040-CE)でアケコン作成 [前編]で作成した基本形のアケコンを改良?して使い易くしてみたいと思います。

変更点は以下の通り
OLEDディスプレイの追加
TURBO LEDの追加
USB Type-C端子の追加




OLEDディスプレイ
OLEDディスプレイ


RetroPieのサブディスプレイ用に購入してあったOLEDが以下の通り
0.96 inch OLED Module  [AliExpress]
1.3 inch OLED Module  [AliExpress]
2.42 inch OLED Module  [AliExpress]

※OLED単体のものは保護フィルムは貼ったまま写真撮影しています





0.96 inch OLED テスト表示
0.96 inch OLED テスト表示

0.96 inch OLED のテスト表示。
この写真の表示色は青色を使用。
0.96 inch OLED Moduleは新旧ありましてこれは新の黒基板で、旧の青基板より若干基板が小さめです。

結局0.96 inch OLEDでも十分視認できるようなので、このサイズの白色を今回使用することにしました。



1.3 inch OLED テスト表示
1.3 inch OLED テスト表示

1.3 inch OLED のテスト表示。
表示色は白色
このOLEDは同じ4Pでも一部の端子が入れ替わってますので0.96 inch OLEDコネクタの使いまわしができないことだけ注意が必要です。
(ちなみにOLED基板裏のジャンパー操作で同じにすることも可能)

1.3 inch OLEDは表示が数ドット左へずれるようです。
多分ですがGP2040のバージョンアップでしか直らないと思います。

[追記]
修正されたファームウェアが出たようです。
近いうちに本家にマージされると思います。






2.42 inch OLED テスト表示
2.42 inch OLED テスト表示

2.42 inch OLED のテスト表示。
表示色は白色
このサイズのOLEDでも解像度は128x64ですので、ここまで大きいのは必要ないかもですね。






変更後の内部
変更後の内部


変更後のナムコジョイスティック内部。
Raspberry Pi Picoは取り外した状態での撮影。

OLEDユニットはナットとコネクタにより取り外しが出来るようにしました。





USB Type-C コネクタ
USB Type-C コネクタ


USB Type-Cメス---micro USBオスのケーブルを作成。
アケコン筐体側にUSB Type-Cコネクタを取り付けました。

何故このようにしたかと言うとGP2040-CEの設定でGP2040 Web Configuratorを使用する際、STARTボタンを押しながらUSBコネクタを挿すという動作が根本のUSBで行うのが面倒だったという理由だけです。
これはリセットスイッチを付けることでも回避できることなのですが。
まぁ一度設定を決めてしまえば、そこまでWeb Configuratorを使用することないとは思いますが。
あとは自分環境ではUSBは左出しのほうが使い勝手がよかったからです。







OLEDディスプレイホルダー
OLEDディスプレイホルダー


以前[Retropie CRT EditionにOLEDディスプレイを追加する]で使用したOLEDディスプレイホルダーがたまたま偶然にもナムコジョイスティック筐体の角部にジャストフィットしたのでホルダーごと取り外しができるようにしました。
ただ余っていた適当なボルトとナットをホットボンドでホルダーにくっつけただけという雑な造りで、人に見せるのも恥ずかしい出来ですが。





OLEDとTURBO LED
OLEDとTURBO LED


TURBOボタン上部にTURBO LEDを追加。
昔のPCケースについていたLED(黄)を再利用。

ただTURBO LEDの動作が思っていたのと違って、電源ランプ替わりになっている。
OLEDを取り付けるなら無くてもいいかもしれませんね。

OLED上のボタン配列ですが、現時点でのファームウェアがレバー付とレバーレスで分かれているのはここの配置をわけるだけみたいです。
実際内部で用意されている配列は、例えばレバー付なら今回のアケコンのような6ボタン、2ボタン、ノワール8ボタン等細かく有り変わり種ではツインスティック用とかまであるようです。
これは現在自分でビルドできるなら使えるようになっています。
将来的には起動アニメーションを含めてWeb Configuratorから設定できるようになるみたいです。





EGRETⅡ mini に接続してみる



EGRETⅡ mini と接続
EGRETⅡ mini と接続


GP2040-CEのメガドライブミニ対応ファームウェアがリリースされました。

対応ハードは
・Mega Drive Mini
・Mega Drive Mini 2
・ASTRO CITY Mini
・ASTRO CITY V Mini
となっています。

元々メガドライブミニ付属のパッドやアストロシティミニ アーケードスティックがイーグレット2ミニで動作しますのでGP2040-CE(メガドライブミニ対応ファーム)でも試してみました。
(写真では解りずらいですが、OLEDで"MDMINI"となっています)

現時点では本体上にある白色のMENUボタンのみが使用できないようだが、他のボタンはアサインも特に問題なく使用することができました。
元々イーグレット2ミニ対応は謳ってはいないのですが、HOMEボタン辺りで使用できるようになるとさらに便利になっていいですね。

メガドライブミニ対応ファームは近いうちに本家にマージされると思います。



雑感


GP2040-CEは基本的な部分は完成されていると思いますが、追加機能のアップデートが早いのでまめに更新をチェックすることをオススメします。
恐らく限定用途(PCで使用等)なら現時点で一番コストパフォーマンスに優れていると思いますので、もし使用してないアケコンがあるのなら作成してみるのも面白いと思います。






おまけ


アーケードスティック OLEDテスト
アーケードスティック OLEDテスト


最初はドリームキャスト アーケードスティックGP2040-CEを組み込むつもりでしたが、思っていた以上に筐体が大きくコンパクトにならない上、ボタン数が少ないので断念しました。
なぜこのアーケードスティックにしようと思ったかと言うとビジュアルメモリ用の窓が付いておりそこからOLEDを表示させてばかっこいいかとか考えたからです。

写真はアーケードスティック内部にOLEDを置いて(固定はしてない)雰囲気をみるためテストしてみたものになります。



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