前回縦画面の筐体で完成させたが、今回は横画面に変更してみる。
[前回記事]
1/12 ニューアストロシティ筐体にRaspberry Piを組み込む (前篇)
1/12 ニューアストロシティ筐体にRaspberry Piを組み込む (後篇)
1/12 ニューアストロシティ筐体にRaspberry Pi 3 Model A+を組み込む (横画面)
上:2.4インチ 下:2.2インチ |
今回用意したパーツ(購入時価格)
・2.2インチ 240x320 SPI TFT LCD ILI9341 (470円)
元々2.4インチLCDでは少し画面が大きかったので2.2インチLCDを注文していたのだが、2.4インチでもオーバースキャンの設定で割といい感じにすることができた。
そこで今回のプラモデルには横画面用の台座も入っていたので2.2インチLCDは横画面の入れ替え用に作成することにした。
今回は作成しなかったが縦画面の作成用でも画面カバーの大きさ的に、2.2インチLCDのほうが綺麗に収まると思う。
ちなみに2.4インチLCDと2.2インチLCDはヘッダピンやドライバの互換があり解像度も同じなので、そのままコネクタの差し替えだけで問題なく動作した。
加工した2.2インチLCD |
LCD部のみなら大きさは特に問題はないのだが、基板が大きいため加工が必要となった。
ヘッダピンは筐体内側と干渉するのでコネクタに変更。
ヘッダピン側と反対側になる基板の一部をカット、この際ついでにSDカードスロットも取り外した。
LCDと基板が両面テープで接着されているのを剥がしておく。
左:2.2インチ(横画面) 右:2.4インチ (縦画面) |
LCD部を加工した横画面用の台座に2.2インチLCDをホットボンドにて接着。
これで横画面用のユニットは完成。
必要に応じて縦横の画面を入れ替えることが出来るようになった。
筐体の加工 |
写真ではわかりにくいが、LCD部が多少飛び出しているので筐体内側を少し加工する。
あとは縦画面用で作成したSDカードを別のSDカードに複製して横画面専用SDカードとした。
※横画面専用の変更箇所(2.4インチのオーバースキャン設定を無しにする)
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sudo vi /boot/config.txt
#overscan_left=8
#overscan_right=8
#overscan_top=16
#overscan_bottom=16
display_hdmi_rotate=0
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/configs/mame-advmame/advmame.rc
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display_aspect 4/3
(横画面に合わせるため)
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赤丸部を少し削る |
今回の改造とは関係ないのだが、このキットはSTARTボタンの下部が干渉するようで、コントロールパネルが浮き気味になるため赤丸部を少し削っておいた。
1/12 ニューアストロシティ筐体 横画面に変更 |
1/12 ニューアストロシティ筐体を横画面に変更した様子。
画面の大きさも2.2インチでちょうど良いようだ。
1/12 アーケード筐体 |
前回同様レトロアップライト筐体(+Raspberry Pi)と並べてみる。
縦画面と比べると横画面は多少加工が面倒なことが増えたように感じる。
このプラモデル自体はとても気に入ったので複数並べて飾ってみたいが、もう少し値段が安くなるといいな(笑)
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