2022年1月1日土曜日

Retropie CRT Edition EVO FINAL 3.3(前編)

以前ブラウン管モニタ用に用意したRetropie CRT Editionをバージョンアップしてみます。

[過去記事]

[関連記事]


Retropie CRT Edition EVO FINAL 3.3


15Khzモニタ専用のRetroPieのひとつであるRetropie CRT Editionをバージョンアップしてみます。
今回は2020年11月にリリースされたEVO FINAL 3.3を使用します。
この後のリリースが今のところ無いので、もしかしたら最終リリースになるのかもしれないので残念ではあります。


Retropie CRT Editionをダウンロード

[今回の使用バージョン]
RP-CRTEDT-Buster-EVOv3.3-FINAL.img.gz

[今回の使用機材]
Raspberry Pi 3B+ (今のところRaspberry Pi 3以外の対応は無いようです)
VGA666

今回はRaspberry Pi ImagerでmicroSDカードにイメージを書き込みました。




Retropie CRT Edition 起動直後
Retropie CRT Edition 起動直後


以前の設定と余り変わらないが最低限やっておきたいことだけ記載します。
(※メニューは見える範囲のみ記載するので切れています)





Retropie CRT Edition ホーム画面
Retropie CRT Edition ホーム画面


コントローラーを接続した上でコントローラの設定だけは済ませておきます。






OPTION 画面



RASPI-CONFIG 設定画面
RASPI-CONFIG 設定画面


・ロケーション設定
RASPI-CONFIG→[4 Localisation OpSet up language a]→[I1 Change Locale Set up language a]
"en_GB.UTF-8 UTF-8"は消さずに"Ja_JP.UTF-8 UTF-8"を選択して追加。

・タイムゾーン設定
RASPI-CONFIG→[4 Localisation OpSet up language a]→[I2 Change TimezoneSet up timezone t]
"Asia"→"Tokyo"

・キーボード設定
RASPI-CONFIG→[4 Localisation OpSet up language a]→[I3 Change KeyboarSet the keyboard]
"Generic 105-key (Intl) PC"→"Other"→"Japanese"→"Japanese"→"The default for the keyboard l"→"No compose key"

・WiFiロケーション設定
RASPI-CONFIG→[4 Localisation OpSet up language a]→[I4 Change Wi-fi CSet the legal cha]
"JP Japan"を選択


・WiFi設定(有線なら必要なし)
WIFI→ [1 Connect to WiFi network]→[WiFiを選択]→[パスワードを入力]
※WiFiに接続しない場合はRetroPieを再起動してみる。





RETROPIE SETUP 設定画面
RETROPIE SETUP 設定画面


・ファイル共有設定(SAMBA)
RETROPIE SETUP→[C Configuration / tools]→[832 samba]→[1 Install RetroPie Samba shares]

・ログインパスワード変更(変更したければ)
RASPI CONFIG→[1 Change User PasChange password f]

・SSHを有効にする
RASPI-CONFIG→[5 Interfacing OptConfigure connect]→[P2 SSH]→<Yes>




PCからTeraTerm等を使用して、ホストにRetroPieのIPアドレスか
ホスト名"#####.local"で接続。(IPアドレスは"SHOW IP"で確認)

・ホスト名変更
sudo vi /etc/hostname
sudo vi /etc/hosts

RetroPie → CRTPi (今回もこの名前に変更):要再起動


・日本語フォントのインストール
sudo apt-get install fonts-droid-fallback



※コマンドモードからの設定方法
RASPI-CONFIG→ $ sudo raspi-config
RETROPIE SETUP→$ sudo ~/RetroPie-Setup/retropie_setup.sh






CONFIGURATION UTILITY



CONFIGURATION UTILITY
CONFIGURATION UTILITY


詳しい設定方法はWikiを確認。
以前のバージョンと大きく変更されたのはこのCONFIGURATION UTILITYになります。





CONFIGURATION UTILITY 設定画面
CONFIGURATION UTILITY 設定画面


01 IMAGE
FREQUENCY SELECTOR
出力周波数の変更。
特別な理由が無ければ60hz-NTSC(240ライン)で良いでしょう。

SELECTOR INFO
ゲームを起動する直前に周波数情報を表示または非表示にする。

IMAGE UTILITIES
画像を使用した各種調整ユーティリティを起動する。

>>FRONTEND CENTERING
画像の中央揃えや高さと幅の調整を行う。

>>IN-GAME CENTERING
ゲーム時の画像の中央揃えの調整を行う。

>>240P TEST SUITE
240p時の各種テストを行うツール。
コントローラーのボタンが入れ替わってる場合があるので注意。

EMULATORS EXTRA
>>INTEGER SCALE
アーケードとNeoGeoゲームにのみ適用されるスケール補正。

>>HANDLED BEZELS
携帯型ゲーム機の枠をつけることができる。
但し長時間同じ画像を表示することになるので、焼付には注意が必要。

>>SCUMMVM ARC
アスペクト比補正。


02 SOUND
SYSTEM VOLUME
システムボリュームの変更。

EQ PRESET
イコライザーによるサウンド調整。

BACKGROUND MUSIC
Retropie CRT Editionでバックグラウンドミュージックを使用する。
ここから下の項目はBGMオン時に使用。



03 CONTROLS
IPAC/KBD SUPPORT
XIN-MO USB 2PLAYER FIX
各種コントローラー基板が使用できるようにするための設定。

EMULATORS EXTRA
>>DAPHNE CONTROLS REMAP
レーザーディスクエミュレーターのDaphneで使用するコントローラーを設定する。



04 NETWORK
ネットワーク及びネットプレイに関する設定の変更・表示。



05 SYSTEM
TV MODES
基本DEFAULTで良いが、SONY/PVMではMODE3を使用する場合もある。

RGB CABLE
RGB出力をVGA666から変更したい場合に使用。

IN-GAME CPU MODE
CPU周波数の変更。

GAME LAUNCHER
ゲームを直接起動する設定。

USER INTERFACE
EmulationStationの各種設定

>>ES SCREENSAVER
スクリーンセーバーの変更。

>>ES ROTATION
フロントエンドとゲーム画面の回転。

>>ES SCREENSAVER AFTER
スクリーンセーバーまでの時間を設定。

>>ES USE OMXPLAYER
ビデオプレビューにハードウェアアクセラレーションを有効にする。

>>ES THEME
EmulationStationのテーマを変更。

EXTERNAL STORAGE
記憶媒体の追加・変更。



06 INFORMATION
各種情報表示。



[追加記事]

0 件のコメント:

コメントを投稿