2020年10月1日木曜日

セガサターンのプラモデルにRaspberry Piを組み込む

セガサターンのプラモデルにRaspberry Piを組み込んでみます。



SEGA SATURN mini !?


もちろんタイトルでバレていますがセガサターンミニではないですよ。
Raspberry Piではサターンのエミュレータも厳しいのでサターンの形だけになります。

ベースになるプラモデルはバンダイより発売された「セガサターン」で本来なら内部の再現もすごいのですが、今回は内部パーツは使用しないため少々もったいない気もします。




セガサターンプラモデル+パッド
セガサターンプラモデル+パッド


セガサターンプラモデルにUSBコントローラーを接続してみたところ。
純正セガサターンコントローラー(大)は第三科学研究所のサターンパッドUSB化基板を使用。
プラモデル付属のパッド(小)はUSBコネクタのみをくっつけただけで操作はもちろんできません。




セガサターン(本物)との比較
セガサターン(本物)との比較


本物のセガサターンとの比較。
大きさは2/5サイズとなる。






セガサターンのプラモデルにRaspberry Piを組み込む


セガサターンプラモデルに内蔵するのはRaspberry Pi 3B+
当初Raspberry Pi 3B+は余裕で内蔵できるかと思っていたが、実際に内部を確認すると結構狭く大変そうなのでRaspberry Pi 3 Model A+にしようかと考えたが、余っているのが3B+だったので頑張って内蔵することにした。





左側:サターン本体 右側:miniDIN-10p



基本コンセプトはRGB出力対応とRaspberry Pi側は無改造で作成すること。
Raspberry Piの端子等を外して直接はんだ付けすれば大きさ的な問題はかなり余裕ができるのだが貧乏性でRaspberry Piの使い廻しを考えているので。

まず手に入れる部品の中で最も入手が難しいのがminiDIN-10pコネクタになります。
RGBケーブルはサターン用を使用したかったのでこのコネクタを採用することにした。
この10pコネクタはセガサターンのAV端子位しか採用がないためパーツとして販売しているところが少ない。
日本国内ではパーツ屋店頭には置いてある店もあるらしいのだが、通販ではみつけることができなかった。
そこで代用品をAliexpressで見つけたのでこれを使用することにした。


このコネクタはピンの配置は同じだがソケットの切り込み形状が違うので純正のケーブルを使用するのは若干の加工が必要だが、最近手に入る非純正サターン用のRGBケーブルは問題なく使用できる。

最もケーブル側も作成するつもりなら国内での入手が簡単なminiDIN-8pD-Sub9pでも良いのではないかと思います。





VGA666
VGA666


RGB化するには比較的安価で入できるVGA666を使用する。
VGA666のD-sub15pコネクタを取り外し直接はんだ付けできるようにしておく。
使用する端子はRGBVHと5V(C-sync基板で使用)とア-スのみ。
両端も取り付けスペーサに併せてカットしています。







サターン内部(1)
サターン内部(1)



VGA666(RGB) --- miniDIN-10p(RGB)
VGA666(HV) --- C-sync基板 --- miniDIN-10p(Csync)

3.5mmステレオミニプラグ --- miniDIN-10p
基板取付用USBコネクタ(Aオス) ---  基板取付用USBコネクタ(Aメス)※前面用
マイクロUSBコネクタ(オス)--- マイクロUSBコネクタ(メス) ※電源用

miniDIN-10pのピンアサインはセガサターンのAV端子と同じとする。

ここで一番大変だったところはminiDIN-10pの固定で、ケーブルソケットを差したり抜いたりする際にコネクタごと取れてしまうのを防止するための強度確保が難しかった。
まぁ最後は妥協してしまって、優しく抜き差しすることで良しとしてしまったが。




サターン内部(2)
サターン内部(2)


Raspberry Pi 3B+を内部に置いてみたところ。
miniDIN-10pの後ろ側の白いプラスチック角材が補強したところ。
内部は結構ギリギリになってしまった。
SDカードを取り外せるようにスリットを開ければ多少余裕ができるのだが、今回は無しの方向で。



光ファイバーを取り付け(1)
光ファイバーを取り付け(1)



なんとなく電源とアクセスランプを付けてみたくなり初めて光ファイバー(直径1mm)を使用してみたが意外と曲がらないため苦労してしまった。
この写真は初期のものでRaspberry Pi基板のLEDに光ファイバーをホットボンドでくっつけただけでは隣のLEDの光を拾ってしまうので、最終的にはブロックをつくって光ファイバーをつけることにした。(それでも多少光を拾ってしまうが)






光ファイバーを取り付け(2)
光ファイバーを取り付け(2)


光ファイバーは余り曲がらないので取り回しには苦労した。





上部ケースを取り付け
上部ケースを取り付け


光ケーブルはケースの対して垂直に取り付ければ良かったのだがどうしても斜めになってしまい見る角度によってはランプが見にくくなってしまった。

あと本来ならCDドライブの蓋は開閉できるのだが、今回の仕様では開閉するギミックは使用できなくなってしまったので固定とすることにした。





サターンプラモ + ラズパイ (前面)
サターンプラモ + ラズパイ (前面)


完成したサターンプラモデル+Raspberry Pi
前面にコントローラ用のUSB端子を2つ配置。






サターンプラモ + ラズパイ (後面)
サターンプラモ + ラズパイ (後面)


後面にはRGB専用AV端子(セガサターン純正準拠)
電源用マイクロUSBコネクタ。





サターンプラモ + ラズパイ (上面)
サターンプラモ + ラズパイ (上面)


電源ランプとアクセスランプの状態。
光ファイバーなので少しわかりにくいかな?




サターンプラモ + Retropie CRT Edition
サターンプラモ + Retropie CRT Edition


Retropie CRT Editionを使用してSONY PVM-20N6Jに映してみる。
内部温度は少し高めかな。
これでブラウン管仕様のRaspberry Piをやっとケースに入れることができてよかった。



[追加記事]


[追加記事]



おまけ



ドリームキャスト ポーチ
ドリームキャスト ポーチ



ガチャガチャで取ったドリームキャストのポーチが丁度良い大きさでした。
1回しか回してないのでこれしか持ってなく、サターンポーチじゃないのが残念ですが、これでサターンを携帯することができます(笑)




0 件のコメント:

コメントを投稿