1.69 Inch LCDをRaspberry Piと接続してRetroPieで使用してみました。
[関連記事]
1.69 inch IPS LCD Display Module
1.69 inch IPS LCD Display Module |
この液晶の特徴は、最近のスマートフォンのように角が丸くなっていることです。
恐らくスマートウォッチのLCDだと思われます。
1.69 inch IPS LCD (裏) |
テスト機材
Raspberry Pi 4 [retropie-buster-4.7.1-rpi4_400.img.gz]
1.3インチLCDとは違いCSがあります。
1.14インチLCD、1.54インチLCDと同じ配置で使用できます。
GND → PIN20(GND)
VCC → PIN17(3V3:power)
SCL → PIN23(GPIO11:SPI_SCLK)
SDA → PIN19(GPIO10:SPI_MOSI)
RES → PIN13(GPIO27)
DC → PIN22(GPIO25)
CS → PIN24(GPIO8:SPI_CE0)
BLK → PIN18(GPIO24)
fbcp-ili9341をダウンロード
sudo apt-get install cmake
cd ~
git clone https://github.com/juj/fbcp-ili9341.git
cd fbcp-ili9341
st7735r.hを変更
sudo vi st7735r.h
#if defined(ST7789) || defined(ST7789VW)
#define DISPLAY_NATIVE_WIDTH 240
#define DISPLAY_NATIVE_HEIGHT 280
st7735r.cppを変更
sudo vi st7735r.cpp
#ifdef ST7789
//
//
//
//
if ((madctl & MADCTL_ROW_ADDRESS_ORDER_SWAP))
SPI_TRANSFER(0x37, 0, 20);
#endif
ビルド
mkdir build
cd build
cmake -DSTATISTICS=0 -DST7789VW=ON -DSPI_BUS_CLOCK_DIVISOR=10 -DGPIO_TFT_DATA_CONTROL=25 -DGPIO_TFT_RESET_PIN=27 -DGPIO_TFT_BACKLIGHT=24 ..
make -j
180°回転が必要な場合は"-DDISPLAY_ROTATE_180_DEGREES=ON"をビルドオプションに追記すればいいかと思います。
/etc/rc.localに追記
sudo vi /etc/rc.local
sudo /home/pi/fbcp-ili9341/build/fbcp-ili9341 &
exit 0
再起動
sudo reboot
※設定変更時はディレクトリを削除後ビルドから
cd fbcp-ili9341
rm -rf build
/boot/config.txtを変更(iPad2液晶パネル用の設定)
sudo vi /boot/config.txt
hdmi_group=2
hdmi_mode=87
hdmi_cvt=1024 768 60 1 0 0 0
hdmi_force_hotplug=1
この設定で画面を表示してみると元のアスペクト比が7:6なので4:3の設定では上下に黒帯が入ります。
ここでconfig.txtを240x 280の画面に合わせれば全画面表示できると思いますが、オーバースキャンの設定も試してみたいのでビルドで全画面表示してみます。
ビルドの変更
mkdir build
cd build
cmake -DSTATISTICS=0 -DST7789VW=ON -DSPI_BUS_CLOCK_DIVISOR=10 -DGPIO_TFT_DATA_CONTROL=25 -DGPIO_TFT_RESET_PIN=27 -DGPIO_TFT_BACKLIGHT=24 -DDISPLAY_BREAK_ASPECT_RATIO_WHEN_SCALING=ON ..
make -j
・-DDISPLAY_BREAK_ASPECT_RATIO_WHEN_SCALING=ON
LCDの全画面にスケーリングする
これで全画面表示出来ました。
発色も良く面白い液晶だと思いますので、ビクターのブラウン管テレビ模型に組み込んでみたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿