モニターの信号簡易確認用にRetroVGenを作成してみました。
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RetroVGenの作成
RetroVGenとは特殊な信号を生成するための装置となります。
RetroVGenを使用することにより水平同期周波数15/24/31kHz(レトロPC、昔の家庭用ゲーム機、アーケードゲーム基板等)を入力することが出来るモニターを手軽に(←ここ大事)探すことができます。
[RetroVGen]
本来なら15(24)kHz入力はまず必要とされませんので市販の液晶モニター等はこの範囲の水平同期周波数は入力できないのが普通なのですが、稀に入力できるモニターが存在します。
手持ちのモニターが特殊な水平同期周波数に対応してないものならアップコンバートが必要となります。
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RetroVGen基板 |
今回は家にあった余り物のパーツでほぼ間に合いました。
・Arduino Uno R3互換品
・DIPスイッチ 4P (ここの余り物)
・その他のパーツ (抵抗は有り物を直列に取り付けて代用)
今回唯一購入したのは作成を楽にするための基板となります。
・Arduino Uno プロトタイプ基板
裏面にはArduino Uno用のヘッダーピンを、表面にはVGA666用のヘッダーピンを取り付けました。
VGA666の改造 |
D-Sub15ピンコネクタは余っていたVGA666を使用することにしました。
VGA666には各種信号線にチップ抵抗がついていましたので、なるべく作業し易い場所のチップ抵抗を外してはんだブリッジとしました(5箇所)。
RetroVGenの完成 |
Arduino UnoにRetroVGen基板とVGA666を差し込めば完成。
あとはArduino IDEからArduino UnoにRetroVGenを書き込みます。
RetroVGenの確認 |
RetroVGenの確認には公式ページで実績のあるセンチュリーのLCD-8000Vを使用しました。
特に問題なく動作するようです。
写真でのモニターは少し赤味が強く写っていますが、実際にはもっと白っぽい画質になっています。
これで簡易的なテストが捗るようになりました。
次回以降には家にあるモニターもテストしてみたいと思います。
[2023.3.25追記]
部品が余っていましたので2台目も作成しました。
基板上に余裕がありましたのでC-Sync合成回路も載せてみました。
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RetroVGen2台目 |
RetroVGen RGB21p出力 |
完成したRetroVGenはVGA出力は特に問題ありませんでしたが、RGB21p出力は上手く同期信号がでませんでした。
C-Sync信号は出ているのですが画像が乱れた感じになってしまいました。
この点は追って修正したいと考えています。
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