2020年3月1日日曜日

Extron DVS 304

以前の記事でダウンスキャン関係のExtron製品を紹介したが、今回はアップスキャン関係のExtron製品を紹介する。
DVS 304VGA出力、DSC 301 HDHDMI出力となる。


[Extron記事]
第5回: DSC 301 HD

第1回: SC 210
第2回: VSC 700
第3回: RGB 203 Rxi



Extron DVS 304 アップコンバート


まず始めに私自身が国内外のオークション等で比較的入手が簡単で安いExtron製品が好きなだけでゲーム用途でオススメしている訳ではありません。
特にシューティングや格ゲー等の遅延にこだわる方は以下サイトを参考にするといいと思います。(※Extron製品に遅延が多いと言う意味ではない)
あとFramemeisterOSSC等は所持していませんので比較はできません。

[参考サイト]
Deinterlacing, Scaling, Processing



用意したケーブル
用意したケーブル


今回DVS 304DSC 301 HDをテストするのに用意したケーブルは写真左から

ドリームキャスト用VGAケーブル (AliExpress)
 純正のVGAボックスも持っていますが配線がスッキリするので。

RGBcvSケーブル(自作)
 RGB21p→VGA D-Sub15p のケーブル。
 複合同期信号をそのまま使うためRGB21pのSyncIN(#9)と
 VGAのC(H)-Sync(#13)を接続してVGAのV-Sync(#14)には
 何も接続していないケーブルを作成。

LM1881N内蔵ケーブル(自作)
 RGB21p→VGA D-Sub15pのケーブル。
 複合同期信号をLM1881Nで同期分離しRGB21pのSyncIN(#9)から
 VGAのH-Sync(#13)とV-Sync(#14)に出力したケーブルを作成。
 (※要 5V電源)

テストに使用した液晶モニター
・DELL S2415H



DVS 304のマニュアルより抜粋
DVS 304のマニュアルより抜粋

DVS 304のマニュアルによればRGBの複合同期信号やコンポーネント信号等、幅広く受け付けるようだ。
出力レートは640x480 ~ 1920x1200, 480p, 576p, 720p, 1080i, 1080p
アスペクト比固定、柔軟な画面位置調整、アップ/ダウンコンバートと使いやすい。
本体に液晶画面があるので第5回のDSC 301 HDよりも個人的には調整はしやすい。



DVS 304 背面
DVS 304 背面

テスト用に複数のケーブルをつけている。
モニターも2台同時出力が可能(使ったことはないがPIP機能もあるようだ)




セガ サターン(RGBcvS)

RGBcvSケーブルを使用してセガ サターンの複合同期15kHz RGBを入力してテスト。
特に問題なく表示することができた。
ドリームキャストの15kHz RGBも試してみたが、こちらも特に問題なく表示できた。




プレイステーション2(YUV)

プレイステーション2のコンポーネント信号を入力してテスト。
PS1ゲーム,PS2ゲーム,システム設定,OPL共に表示できた。




ドリームキャスト(RGBHV)

VGAケーブルを使用してドリームキャストの31kHz VGAを入力してテスト。
特に問題なく表示することができた。





Extron DVS 304 ダウンコンバート



1080p → 720p のテスト
1080p → 720p のテスト

Fire TV Stick1080pに設定してTH-32D60にコンポーネント接続してテスト。
720p(D4),1080i(D3)共に問題なく表示することができた。
最近のテレビ放送や機器は固定画面の液晶テレビ等に合わせてあることが多く、画面の端が切れることがあるのだがDVS 304で簡単に調整できるので便利。
元々映像関係の装置なので動画再生に関してはブラウン管モニタの補助装置としてオススメしたい。
もちろんRGBcvS等の入力も出来るのでアップコンバートでゲーム機を接続することもできる。


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