2023年4月15日土曜日

9.7inch 1024X768 Monitor (その2)

以前購入したLP097X02(iPad2液晶パネル)モニターに、VGA入力端子が付いたものを購入しました。

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9.7インチ 1024X768 モニター (VGA端子仕様)


少し前にも似たような見出しの記事を書いたので何が違うんだ?と思われるかもしれませんが、前回はiPad3以降の2048X1536液晶で今回はiPad1/2で使われている1024X768液晶になります。

この液晶モニターには型番が無いので便宜上、iPad1液晶(1024X768)、iPad3液晶(2048X1536)と表記していますが実際にはiPad1液晶はiPad1か2どちらかのパネル、iPad3液晶はiPad3以降のパネルだと思われます。

私見ですがRaspberry PiRetroPieとかには、解像度の低い液晶のほうが負荷少なく使えるのではと思い好んで1024X768液晶を使ったりしています。

iPad3液晶(2048X1536)と比べて1500円位安く売っていますが、ACアダプター・ケーブル・スタンドは付属していませんので注意が必要です。

今回はVGA端子側のみのテスト結果を記載します。



セガサターン 15kHz 縦画面
セガサターン 15kHz 縦画面


セガサターンをRGB21pから複合同期信号を同期分離するLM1881N内蔵ケーブルで接続します。
iPad3液晶(2048X1536)同様、15kHz入力も受け付けるようです。


前回取り付けたスタンドは、こちらの液晶に付け替えました。

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1024X768液晶の基板
1024X768液晶の基板


分解して基板を確認しました。
ロットにより基板が変更になれば、今回のような結果にはならないかもしれません。




左:iPad3液晶 右:iPad1液晶
左:iPad3液晶 右:iPad1液晶


外観上の違いはまったく無いようです。
恐らくケースは同じものを使用していると思われます。




1024X768液晶 OSDメニュー
1024X768液晶 OSDメニュー


外観上の違いが無いので一番区別をつけやすいのはOSDメニューとなります。
iPad3液晶(2048X1536)とは明らかに違うOSDメニューでした。
但し未確認だが一部iPad3液晶のこのOSDメニューが出る個体があり、それらは15kHzを受け付けない個体との情報があります。




上:iPad1液晶 下:iPad3液晶
上:iPad1液晶 下:iPad3液晶


上:今回のiPad1液晶(1024X768)
下:iPad3液晶(2048X1536)

これでもiPad1液晶は輝度50%でiPad3液晶は輝度100%に設定してあるのですが、明らかにiPad3液晶のほうが暗いようです。
これはパネルの違いより内部基板の違いが大きいようで個体(ロット)によってiPad3液晶にも明るいタイプがあるようです。
もし基板の情報がわかれば、交換して試してみたいとは考えています。

実はiPad3液晶(2048X1536)のVGA端子タイプをもう一枚所有していますが、こちらも余り明るく表示されませんでした。
但しこれらはHDMI表示だと特に問題にはならないようです。





RetroVGenテスト


RetroVGenで表示テストを行いました。

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RetroVGen
RetroVGen


テスト環境はRetroVGenとVGA分配にROOTYを使用しました。

上:iPad1液晶(1024X768)
下:iPad3液晶(2048X1536)


RetroVGen表示テスト 0~3
RetroVGen表示テスト 0~3


RetroVGen表示テスト 4~7
RetroVGen表示テスト 4~7


RetroVGen表示テスト 9
RetroVGen表示テスト 9(iPad1液晶)


基本的にはiPad1液晶(1024X768)とiPad3液晶(2048X1536)のRetroVGenテストには殆ど差はありませんでした。

只、iPad3液晶(2048X1536)では受け付けなかったモード9のPAL信号がiPad1液晶(1024X768)では表示できました。
実用になるかは未確認ですが…



[追記:テストモード]



テストモードにはMENUボタンを押しながらPOWERボタンをオンすることで入れます。


テストモード
テストモード

このタイプの基板は色々ステータスを見ることができるようです。


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